いたいけな少女でまだいたいけど 解答欄で迷子

お久しぶりです。

無事大学に合格しまして、現在一人暮らしの準備中です。
ここのブログは、もうどうせ読んでる人とかいないんだけど、消すのはもったいないので、自分用の格納庫にしようと思います。



ツイッターで「かっこいい女子」についてやりとりしてから、かっこいい女の人ってなんだろうとずっと考えてた。
まだ「これだ！」っていう究極の答えは見つからないけど(そんな簡単に見つかったら苦労しない)、今のところの私なりの考えはこうです。

「実直」であることと「器用」であることが共存している女はかっこいいと思う。

私は以前まで、「不器用の何が悪い」って思ってた。そんでもって、なにもしてなくても根本から輝いてる人に異常なまでの憧れを持ってた。
作為的なものにたいして、すごいアレルギーを持ってた。
でもさ、「なにもしてなくても根本から輝いてる人」とか存在せんよ、と今は思う。
そういう人は器用なんだよ。自分自身をプロデュースするのが上手いの。素材の風味を活かした料理をする人なんだよ。
完全に自分を曲げて、いいように見せてるんじゃなくて、自分からスタートして、上手く発展させていってるの。器用に。
自分に嘘はつきたくない。でも自分に正直であろうとするならば、絶対どこかで誰かを傷つけることになる。これは絶対。
自分を貫くならば、誰かを押しやらないといけないからね。
だから、不器用は人を傷つける。
むやみやたらに人を傷つける人は私は好きじゃない。全然かっこよくない。
もちろん、生きてたらどこかで人を傷つけてしまうんだけど。そんなスーパークリーンな人間なんて存在しない。
でも、人を傷つけたという事実から目を背けず、ちゃんと噛み砕いてゆける人を私は尊敬する。
派手じゃなくていい。実直でありたい。
物事の本質のわかる女になりたい。
人を傷つけるということにたいして、覚悟を持って、引き受けられる女になりたい。

私はかっこいいおじさんになりたかった。
かっこいいおじさんなんて、男に生まれさえすればわりと簡単になれるよ。
でもそれは無理だ。もう何が起きたって無理だ。
高校の友人に説き伏せられたよ。「どうしようもない現実から逃げるな」って。「そのウジウジは時間の無駄だよ」って。
うん。そうだと思うよほんとに。
だから私は、女であることをちゃんと正面から受け入れようと思うよ。
女ってだけでなんて業を背負わされてるんだろうってよく思うよ。
でももう仕方がない。ここに反抗するんじゃなくて、そのうえで自分が目指すものを目指す。
うじうじしている私を、今までいろんな人が叱ってくれた。
もういいかげん、「うじうじ芸」はやめにするよ。

実直さを貫きつつ、器用に生きるのより、不器用のせいで実直さを放棄して周りに流されて生きる方がよっぽど楽だと思う。
でも、不器用さを免罪符に許されようとする人を私は軽蔑する。
不器用はなおるよ。その努力をおこたってるだけだ。
男は不器用でいいよ。でも女は器用でありたい。
男と女の本質的なちがいが私にはまだよく言葉にできないのだけど、ここかなあ？と思う。

つらつら書いてみたけど、まだ私には全然足りてないことだらけだなあと思う。
でも私はかっこよくなりたいから。
この気持ちがあるうちは大丈夫な気がする。

前に比べて、私すごく寛大になった。許せるようになった。
もうみんなが愛しい。
好きな人も嫌いな人も、徳の高い人も最低な奴も、全員の気持ちがわかる。ほんとにわかるの。
だから、誰のことも傷つけたくないって思いが最近すごく強い。
ごめんねとありがとうを言ってまわりたい。
成長したい。羽生結弦みたいに、いくら成長してものびしろ半端ない人になりたい。
あーまた男のあこがれ。
あこがれの女の人は、テレビの中よりも身の回りに多い。
私はラッキーだ。

ああ、そうだ、私、壇蜜ってすごく好きなの。かっこいいなーって思う。なんでだろう？
男を悦ばせるっていう女の使命を果たしつつも、男のいいようにされずに生きてるように見えるからかな？