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folklore/セカイイチ


2011年のアルバムの中で一番聴いたアルバム。これも1月発売なんだけど、それにしてもまぁーよく聴きましたわ。
これ本当に飽きないの。アルバムとしての完成度がすごく高い。
ただのスルメアルバムではなくて、聴いているうちに味の変わる魔法のアルバム。
一曲目「Touch My Head」に始まり、ロックあり、バラードあり、ラップあり、リーディングあり、カバーあり、パクリあり(笑)、とまあ、すごく盛りだくさんなんだけど、この流れで聴くとどうしてどうして、素晴らしい流れなのですねえ。

私が思うセカイイチの魅力のひとつに、「残酷なまでに鋭く真理をついた歌詞」っていうのがあります。(その歌詞は特に「世界で一番嫌いなこと」あたりから顕著な気がします。)
でこのアルバムは、その歌詞の切れ味がすさまじい。

「年寄りはみんな早く引退しないかって思うんだ」

「覚えてた方がいい 恋に忙しい君も いつか一人になるんだぜ」

「単純明快な合言葉 それがなんだって? 知らねえんだよ」

「素晴らしさに正解はないぜ」

痺れる。はっとする。
こういう暗黙の了解を引っ張りだしてきて目の前につきだしてくるところがこのアルバムの大好きなところです。

「folklore」と「Daylight」が6曲目と7曲目なんだけど、このゾーンが大好きで大好きで!
この2曲では、ボーカリスト・岩崎慧を存分に堪能できます。
ほんとに聴いていて惚れ惚れしてしまう、慧くんの歌声は。
folkloreの吹っ切れたキレッキレのリーディング!
からのDaylightの体に染み渡るような美しい声!
慧くんの歌ってすごくエモーショナルよね。無理矢理横文字使ってみたけど(笑)
どこを切り取っても慧くんの声なのに、曲によって表情がコロコロ変わっていつも新鮮に思えるのってすごいことだと思う。
個性がマンネリ化してない。すごい。
そんで格好いい。色っぽい。それでいて幼い。少年みたいでもある。
なんて魅力的な歌声ですか!
そして実はラップとの相性も良いことも判明。

ところでこのアルバムの中のラブソングって、どれも悲しいよなあ。
特に意味深なのが真冬の陽炎。不倫ソング(と私が勝手に決めつけている)。
タイムマシーンもすごく悲しいし…。
この辺の歌を少年のような澄んだ声が歌うというミスマッチ感にくらくらしてしまいます。
そんな中で、グレース・ケリーがかなり際立っていて良い(笑)

それから、このアルバムはいつにも増してバンド感を感じられます。
ベースとドラムの存在感がすごい!
特にドラム。実はこのバンドの肝はドラムだと踏んでます。

まあいろいろ書いてきたけど、そんなことは本当は二の次でも良いのです。
このアルバムのハイライトは、最後。
誰がなんと言おうと紛れもない名曲、「眠りにつく、その前に」です。
これは…後世に語り継がれるべき。こんな名曲を埋もれさせてはアカン。
この一曲のためだけでも、このアルバムを聴く価値ある。
これはもう、聴いてくれとしか言えない。全ての説明が野暮。
なので聴いてください。(笑)

こんな素晴らしいアルバムがまだまだ世に認知されないでいるということが信じられません。
っていうかセカイイチってもっと人気出てもいいと思うんだけどなー?

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