好きな人やものが多すぎて

今日は椎名林檎をずっと聴いてました。
この人全然老けない(むしろ若返ってる)けど、やっぱ音楽はすごい変貌してるなーって思う。
無罪とか勝訴とか聴いてると、なんか共感できるの。
…んー(笑)、「共感」っていうと、すごいおこがましいんだけど…。
無罪とか勝訴とかって、アルバム全体聴くと、もうしっちゃかめっちゃかだなーって思うんですよ。精神状態が。
今日考えてたことが明日には180度反対のこと考えてたり、そんな感じ。そういうのすごいリアル。
本当に嘘とかなくて、椎名林檎体当たりだったんだなあって思う。
嘘がないっていうのは…その瞬間にやりたいことだけやりたいの！みたいなスタンス。
じゃあ今はどうかって言うと、三文ゴシップとか久々に聴いて思ったのは、「あざといなあ」ってこと(笑)
多分今の椎名林檎は、自分がやりたいことを、どういう風なエフェクトかければ一番最大限に伝わるかってわかってるんだと思う。
それに加えて、若い頃に比べたら言いたいこととか研ぎ澄まされてるし、言いたいことは詰まるところこういうことよ、っていう余裕がある。地に足ついてる。
だから安心して身を委ねて聴ける。無罪とか、気をつけて聴かないと引きずり込まれそうになっちゃうけども、最近のは素直に虜になれます。
でもそういう意味ではやっぱ若い頃のアルバムはその時限りで今の椎名林檎にはもう二度と作れないもので、だから椎名林檎は幸せ者だと思います。
だって、そんなその時限りの自分そのものみたいなアルバムを世に出すことができて、そして今でも愛聴されてるんだから。
そういうのって何よりの幸せだと思う。かつての自分がいたって存在証明。羨ましいし素晴らしいです。